個人事業主・中小企業向けの有料メルマガ配信スタンドを比較。おすすめは?【各社デメリット有り】

PC・web・IT系
PC・web・IT系サービス・製品比較

この記事で紹介しているサービスのリンク先にはプロモーションが含まれています。あらかじめご了承ください。

デメリット、誰も教えてくれないから自分で調べたよ。低価格帯(6000円台以下)のメルマガ配信スタンドの製品比較を行いました。2021年10月時点で日本一詳しい比較記事だと思います。

本記事は以下が当てはまる方におすすめです。

  • 低価格帯(月額1,000-6,000円程度)の有料メルマガ配信スタンドを導入したい
  • ほかの比較記事やおすすめ記事を見たけど、デメリットも含めてもっと詳細に各社のメルマガ配信スタンドの違いを知りたい
スポンサーリンク

比較記事・◯選系記事って、比較になってないですよね

始めまして。元システムエンジニア、現在は中小企業で情シスをやっているれんじゃくと言います。

先日は予約システム導入のために製品比較を行いましたが、今回はメルマガ配信スタンドを導入することになりました。

早速比較系記事でリサーチするも本当の意味で比較になっている記事が無い

大体良いポイントばかり書いていたり、よくよく読んでみるとどの商品・サービスにもほぼ同じことが書いてる。

専門用語を並べ立てやすいwebアプリケーション系の比較は、読み手的にも良し悪しが判断しにくいのでその傾向が顕著にある気がしますね…。

本当にちゃんと比較してるのかな?って思います

今回は「実際に購入して使用する」立場で資料は隅から隅まで目を通し、必要に応じて問い合わせもしつつ、情シスの立場として公正に比較・評価しました。

スポンサーリンク

メルマガ配信スタンドとは?どんなことができる?

まずはメルマガ配信スタンドの概要から。ご存じの方は読み飛ばしてください。

メルマガ配信スタンドは、登録したメールアドレスリストに対して一斉にメールを配信できるサービスです。

通常のメールソフトと異なる点はいくつもありますが例えば以下のとおりです。

メルマガ配信スタンドで出来ること
  • 送信者名の変更や切り替えが簡単にできる
  • 一度に大人数にメールを効率的に送信できる
  • 開封率などの数値を測定できる
  • メールアドレスをcsvファイルを利用して外部から一括取り込みできる
  • ステップメールが送れる

※ステップメール:登録した時点から、予め登録していたメールを順番に送付するメールマーケティング手法の一つ。

複数人への配信と、開封や継続を促すことに特化したサービスと言えます。

今回比較したメルマガ配信スタンド

多種多様なメルマガ配信スタンドがありますが、今回比較したのは以下です。

月額1,000-6,000円の低価格帯、個人事業主や中小企業向けラインナップからチョイスしました。

・オートビズ

知人におすすめされていたので、一番最初に候補に上がったのがオートビズでした。

メルマガ配信よりもステップメールの方で有名なスタンドかもしれません。

メルマガ始めるなら【オートビズ】

・マイスピー

MyASP(マイスピー)- ネットビジネスのためのオールインワン配信スタンド

メルマガ配信スタンドだけではなく、業界最多12社との決済機能連携ができるなど、インターネットビジネスに特化した多機能さが売りのオールインワンスタンドです。

ブラストメール

契約数9年連続No.1のメール配信サービス「ブラストメール」

とにかく直感的な操作ができるエディタが特徴のメルマガ配信スタンドです。

無料お試しのある貴重な有料メルマガスタンドのひとつ。(無料お試しフォーム

・アクセスメール

メルマガ送るならアクセスメール

サービス開始から10年以上という歴史があるメルマガ配信スタンドです。こちらも無料お試しあり。

その他いくつか気になるスタンドがありました!後日追加したいと思っています。

スポンサーリンク

(余談)各社ほとんど横並びで、差が無かった機能

今回比較した中で、いかにも「ウチを選ぶメリット」として挙げられているものの、比較してみたら特にメリットとは言えなかったというものをあらかじめ書いておきます。

逆に言えばメルマガ配信スタンドを検討する際、以下の機能が無い場合はダメかも…?

どのメルマガ配信スタンドも普通はある機能
  • 送信メールアドレスの変更
  • 送信者名の変更
  • 「〇〇様」など顧客データの差し込み機能
  • 送達率(配信結果成功数・失敗数)が確認できる機能
  • メルマガ登録・解除フォームの簡単作成機能
  • 外部送信先の取り込み機能(CSVデータ等のインポート)
  • 送信メールの暗号化(TLSやSTARTTLS)
  • バックナンバー公開機能
  • マルチパートメール(HTMLメールを表示できない場合にテキスト版を表示できるメールが送れる機能)

では本題に戻りまして比較結果をご紹介します。

以下の情報は2021年10月10日時点での情報です。今後も各社アップデートが行われると思われますので、詳しく知りたい方は各社HPを御覧くださいませ。

圧倒的な情報量です。全てまじまじ読むと結構時間がかかります。が、全て読み終わるころにはメルマガ配信サービスを比較するための視点が分かり、他社にも応用できます

お急ぎの方はまずは各社のデメリットを見て4社から何社かに絞ったほうが良いかもしれません。

オートビズのメルマガ配信を比較・評価

オートビズは手頃な月額料金で初心者にも使いやすく、そこそこ高機能。

月1万通も出さない!HTMLとか詳しいことはよくわからないけど、とりあえずメルマガ・ステップメールやってみたい!

という方にはおすすめの初心者向けバランス型の配信スタンドです。

オートビズの管理画面。古臭さは無いですね(https://autobiz.help/basic/kanri/merumaga/archives/3043/)
料金(税込み)3,520円(ライトプラン)
登録メールアドレス上限無制限(原則5万件)
月間配信数上限10,000件
ステップメール機能あり

オートビズの最安1,980円プランはステップメールのみのプランなので今回は除外しています。

オートビズでメルマガ配信するメリット

オートビズのメリット
  • 効果測定・使いやすさ・サポートなどが一定水準で揃っており、大きな落とし穴はなさそうなところ。
  • 初心者には嬉しい画像アップロード→メルマガ挿入が可能なところ。アップロード上限は、今回見た中では最大容量(200MB)
  • クレジットカード決済連携機能アリ。4社対応。

一通り見てみて目立つデメリットが見当たらなかったのがオートビズです。普通にメルマガ配信で使う分には困るところはまず出ないでしょう。(デメリットは後述。)

その中で特に取り上げるメリットとしては、200MB分の画像アップロードが可能なところでしょうか。(まあ、これも一長一短ですが…)

この機能が無い場合、自前のサーバーにアップロードしなくてはならず、サーバー維持費用がかかる+HTMLコードの編集が必要です。HTML知らない人にはハードル高いです。

まあとにかく、オートビズは比較的ラクな手順で画像をメールに挿入することが出来るということです。

ちなみに200MBって少なくない?と思うかもしれませんが、(適切に管理すれば)メールに乗っける程度のサイズの画像って100KB台、大きくて200KB台くらいなので、その計算で行くと200MB容量があれば1000ファイルくらいは行けそうですね。

1通に5-6個以上画像つけた、ステップ数も100以上のステップメールを検討している場合は自前のサーバーを用意したほうが絶対に良いと思いますが、せいぜいロゴくらい、テキストメインで考えていれば十分な容量ではないでしょうか。

そして、アップロード時にリサイズもできるので、「アップロード前にわざわざ小さくしておくという一手間が抑えられる」ところもポイント。

https://autobiz.help/basic/kanri/file/archives/21996/

これはあくまで簡易的機能なので、綺麗なままサイズを大幅圧縮できるTynyPNGとか経由してアップロードする運用にしたほうが確実ではあります。

スポンサーリンク

オートビズでメルマガ配信するデメリット

オートビズのデメリット
  • 月間メルマガ配信数上限が少ない(1万~2万通/月)
  • シナリオ数の上限が少ない(15~50個)
  • DKIM署名に対応していない
  • 無料お試しが無い

まず上限系ですが、月間メルマガ配信数は今回比較した中では最も少なかったです。

アクセスメールが最安プランでも月5万通、その他のプロバイダは無制限なので、同程度の価格帯のなかで1万通はちょっとさみしい数字です。

読者が1,000人いた場合、月に10通メルマガを出すと上限になります。これが多いか少ないか…で判断ですね。

また、シナリオ数の上限も少ないです。「1シナリオ」とは要するに、1種類のメルマガのことを指します。

https://autobiz.help/basic/word/archives/17322/

例えば、「れんじゃくのゲーム考察メルマガ」「れんじゃくの限界メシメルマガ」と2種類のメルマガでそれぞれ別々に読者を集める!という場合は2シナリオになりますね。

他社はここが無制限でいろんな種類のメルマガ作り放題なのですが、オートビズはライトプランは15シナリオ(ステップメールとの合算)までの制限が付きます

前述の通り、月間送信数の上限があるので15個フルで使うことはあまりないかと思いますがご注意。

DKIM署名というのは、メールの改ざんが無いことを証明するなりすまし対策です。ネームバリューのある企業だと必須級対策ですが、オートビズは非対応。

DKIM署名は近年導入している配信スタンドが増えています。現に、今回比較した中で非対応はオートビズのみでした。

オートビズのご紹介は以上です。

無料お試しが無いのが判断が難しいところですが、リスト集めはこれからだけど、メルマガもステップメールも興味あるな~…という方は一考の価値あり。

メルマガ始めるなら【オートビズ】

MyASP マイスピーのメルマガ配信を比較・評価

動画マニュアルが現在も随時追加されています。

MyASP マイスピーは業界最強レベルのコスパを誇るメルマガ配信スタンドです。セキュリティ面も優秀、決済連携機能なども充実しています。

反面、「分かる人」じゃないととっつきにくい部分も一部あり、IT系強めな1人親方、または少数精鋭部隊向きのサービスと言えます。

マイスピーの管理画面。(https://docs.myasp.jp/)
料金(税込み)3,300円(ビギナープラン)
登録メールアドレス上限無制限
プランによって配信速度に違いがあり。
ビギナープランは原則1万件が上限
月間配信数上限無制限
ステップメール機能あり

MyASP マイスピーでメルマガ配信するメリット

マイスピーのメリット
  • 登録アドレス数・月間メルマガ配信数に上限なし!※配信速度制限あり
  • 決済サービス連携機能は最多12社対応。あのPayPayも使える
  • 今回4社の中で唯一「シナリオメール」に対応
  • DKIM作成者署名に全プラン対応という超太っ腹対応
  • 1つプランを上げると専用サーバーで運用・専用ドメイン・IPを発行してもらえる(なりすまし対策完備)
  • 1つプランを上げるとメルマガ用メールアドレスを4つ発行してもらえる

オールインワンスタンドだけあって、他社にないちょっと変わった機能がゴロゴロあるのが特徴です。(今回はメルマガ配信に関係ありそうな部分に絞ってますが、他にも色々あります)

大抵の配信スタンドは登録アドレス数かメルマガ配信数どちらかは制限があるのですが、マイスピーは「配信速度」に制限をかけるという変わり種パターン。

ビギナープランは速度目安としては5,000件/時となっています。

例えば一度に1万件のリストに対して送る場合には2時間かかってしまう想定。内容によっては支障が出そうですね。

その場合はプランアップやオプション利用という選択肢もあります。(プラン比較

また、「シナリオメール」とは、ステップメールを条件分岐させるメールマーケティング手法です。例えば前のメールでリンクをクリックしている人にはメールA、未クリックの人にはリマインドのメールBという感じ。

この機能、お高めのメルマガ配信サービスじゃないと無いので、画期的です。

先程オートビズでは対応していなかったDKIM署名ですが、同じ価格帯ながらマイスピーでは対応しています。

し・か・も!ビギナープランでもDKIM作成者署名のメールサーバー側の設定は無償でやってくれるんだそうです。※ただし、この場合DNSレコードの設定は自身での対応が必要です

第三者署名ならまだしも、多くの人にとってはハードルの高い作成者署名の設定をこの価格帯で無償で対応してくれるなんて、神ですか?

第三者署名と作成者署名の違いは今回割愛しますが、作成者署名をすることにより追加でDMARC設定というのも行えるようになります。

また、1つ上のプラン(6,600円/月)に登録すると、専用サーバー・専用ドメイン・専用IPアドレスになります。仮想とは言え、専用サーバー使えるのも業界最安値レベルだと思いますね…。

これの何が良いかと言うと、「他の人の迷惑行為に引きずられてスパム判定されにくくなる」ということですね。

ただしこれも、専用サーバーだから絶対に良いかというとそういうわけではなく一長一短です。スパムかどうかの判断材料が少なくなるので、「他のみんなと評価を共有できず、1回の迷惑メール判定の重みが大きくなってしまう」ということですね。

メルマガの内容によりけりですね。迷惑メールに入れられがちな内容の場合は、専用サーバーじゃないほうが良いこともある…かも。(周りからしたら困りますがね…。)

最後のメリットですが、マイスピーでは 1つ上のプラン(6,600円/月)に登録すると 、メルマガ配信用メールアドレスを4つ発行してくれます。

今回比較するまでずっと勘違いしていたのですが、「配信用のメールアドレス」って、実は低価格帯の配信スタンドでは発行してくれないとこがほとんどなのです。

gmail的な感じで登録したら勝手に作ってくれるもんかと思ってましたが、発行してくれるのはこの4社ではマイスピーさんのみでした。

発行してもらったメールアドレスは、なりすまし対策3点セット完備の状態で渡してくれます。(SPFレコード設定・DKIM作成者署名・DMARCポリシー設定)

なりすまし対策をしたいけど、ドメインの設定はよくわからないな…という方は、マイスピーから渡されたメールアドレスを使えば一発で解決です。

スポンサーリンク

マイスピーでメルマガ配信するデメリット

マイスピーのデメリット
  • 配信速度が遅いと感じるケースがある。
  • シナリオメールは高機能だけど設定が複雑。(マニュアルはこちら
  • メールに画像を挿入する手順が複雑サーバー契約の経験がない人、コードに拒否反応起こす人には多分無理
  • メールサポートの返信期限が長い(原則5営業日以内
  • 無料お試しが無い

メリットの裏返しなのですが、アドレス数や配信数に上限が無い分、速度制限があります。

前述のとおりですが、もともと1万件以上の潤沢なメルマガリストがある場合は「まだ終わってないのか…」と感じられるケースが出てくると思います。

ただ、いきなりものすごい速度で大量のメールを配信するとスパム判定されやすいらしく、この制限がかえって良い方向に働いているという考え方もできますね。

で、マイスピーの唯一にして最大のデメリットと言えるのが、メルマガに画像挿入するためには「外部サーバーの契約」および「HTMLコードの編集」が必須という点です。

画像添付は簡単にできます。任意の位置に画像を表示させるのがマイスピーでは少し難しいです。

パソコンあまり得意じゃない人だと、「え、メルマガに画像入れるだけでこんなに難しいの?」と面食らってしまうかもしれません。

一応、ユーザーマニュアルに手順は丁寧に画像つきで載っています。

「2.HTMLでURL参照させる方法」の箇所です。

1)画像を外部サイトにアップロードし、URLを取得します。

4)「一括配信メール作成」画面を開きます。
  メール形式は「HTMLメール」を選択し、
  「コードエディタ」で画像を表示するためのHTMLタグを入力します。

ここのハードルがめちゃくちゃ高いですね笑

ルールづくりが大変だと思うので、多数の方で分担してメルマガを書いていく予定の場合は他のスタンドも検討してみてください。

逆に言えばこのハードルが全然余裕ということであれば、もはやマイスピー一択でも良いんではないかというくらいコスパ鬼良いんですよね…。

MyASP(マイスピー)- ネットビジネスのためのオールインワン配信スタンド

ブラストメールのメルマガ配信を比較・評価

ブラストメールのメール作成画面。直感的操作が可能です

HTMLの知識全くのゼロだけど、画像を活用したスタイリッシュで綺麗なメールをサクッと送りたい!という方におすすめしたいメルマガ配信スタンドがブラストメールです。

料金(税込み)3,300円(登録アドレス3,000件プラン)
登録メールアドレス上限アドレス件数に応じた料金体系。
最安プランの場合3,000件が上限。
月間配信数上限無制限
ステップメール機能なし

ブラストメールでメルマガ配信するメリット

ブラストメールのメリット
  • メルマガ配信数が無制限
  • 他社にはありそうで無い!超高機能HTMLエディタが全プランで使える。レスポンシブ対応
  • メールレイアウトを考える必要なし。レイアウト集から選べる
  • 画像アップロードが100MBまで可能。トリミングも可能。
  • DKIM第三者署名に対応。(月額6,600円以上のプランのみ)
  • 無料お試しアリ

ブラストメールはメルマガ配信スタンドとしてはまだ珍しい、いわゆる「WYSIWYG」エディタです。(直訳すると「見たものが得られるもの」)

HP制作系のアプリは今やこの手のエディタが主流ですが、HTMLメールの領域では未だ貴重な存在です

「コーディング無しでHTMLメールが作れる!」という単なるHTMLエディタはどこでも提供されています。これらは通常、送信確認画面でしか送付予定のメールの体裁を確認できず、またそのままではレスポンシブ非対応です。

ブラストメールのHTMLエディタを使うだけで、その2つのハードルを簡単に乗り越えられます。

レイアウト集からテンプレートも選べます。もちろん自作も可(https://blastmail.jp/manual/pdf/1000/manual.pdf)

また、100MBまでの画像アップロードが可能です。「画像アップロード機能」× 「WYSIWYGエディタ」 によって、エクセルやワードファイルに画像を挿入するのとほぼ変わらない感覚でHTMLメールに画像を挿入できます

画像をアップロード・選択するだけで挿入可能。 アップロード後のトリミングも可能です(https://blastmail.jp/manual/pdf/1000/manual.pdf)

オートビズは画像アップロードに対応しているものの、画像挿入までの手順は若干クセがあります

ブラストメールの画像挿入の操作感は、他社のHTMLメール作成ではありそうでないんですよね…。

なお月額6,600円以上に限られますが、メール改ざんによるなりすましを検知するDKIM第三者署名にも対応しています。

スポンサーリンク

ブラストメールでメルマガ配信するデメリット

ブラストメールのデメリット
  • 1メールアドレスあたりの費用で見ると高額
  • 登録フォーム・読者リストが1つずつしか持てない(店舗系ならかえってメリットかも)
  • ステップメールの作成が出来ない

ブラストメールは月間メルマガ配信数が無制限である代わりに、登録アドレス数で制限がかかっています

月額3,300円のプランでアドレス数の上限が3,000件です。

今回比較した他のスタンドでは無制限なので、ブラストメールが最も高額になってしまっています。

ご参考までに、オートビズの最安プランにはアドレス数制限がありますが、月額1,980円で3,000件。ブラストメールが最も割高になっていますね。

安価に超高機能なエディタを使える分、大量の宛先への発信は追加費用がかかるイメージです。

そしてブラストメールはメルマガ配信システムとしては非常に独特な構造になっているので、他社からの乗り換えだと不便に感じるケースもありそうです。

他社サービスと違い、1アカウントにつき登録フォームと読者リストは1つずつしか持てません。

これは読者層の全く異なる2つのメルマガを運営したい場合、ブラストメールは不向きと言えるでしょう。

一応、読者登録フォームに「希望するメールマガジン」といった項目を追加でもたせることでメルマガの送信先を分けることは可能です。

しかし、配信済みメルマガ一覧や登録者一覧に、異なるメルマガの情報が混在して表示されてしまうので見にくいかも。

(https://blastmail.jp/function/3.html)

一方、店舗やECサイトでのメルマガとしてはこの形式のほうが都合がいいかもしれません。

店舗全体として読者一覧は見られるようにしつつ、上図のように「最新情報メルマガ」「セール情報メルマガ」など希望する人にのみ追加情報を与える…という運用が可能です。

最後のデメリットですが、ブラストメールはステップメールの作成が出来ません

人によってはこれが致命的になるかもしれませんね。

ステップメールが必要になるのはネットビジネス系が多いと思います。先程も言及した通りですが、ブラストメールは店舗・サロン・ECサイト向きのメルマガ配信スタンドといえるかと思います。

…とは言え、一度ブラストメールの操作性を試していただいてからお考えいただくのも悪くはないです。

有料メルマガ配信スタンドとしては貴重な無料お試しが可能ですので、迷っている方は一度お試しください。

クレジットカードの登録は必要なく、自動登録されることはありませんのでご安心を。

ブラストメールの無料お試し申し込みフォーム

アクセスメールのメルマガ配信を比較・評価

アクセスメールのメルマガ作成画面。ごくごく一般的。

月額としては今回最安値を叩き出しつつも、誠実さを感じる運営姿勢が端々に見られたのがアクセスメールさんでした。

流れの早いwebアプリケーション業界で「運営10年」は伊達じゃない。

料金(税込み)2,300円
登録メールアドレス上限無制限
月間配信数上限無制限
ステップメール機能あり

アクセスメールでメルマガ配信するメリット

アクセスメールのメリット
  • 今回比較した中で月額最安値の税込2,300円
  • 月額配信上限は驚きの5万通。そして登録アドレス数は無制限。
  • メルマガ解除時、解除理由を取得することが可能。
  • メールサポートの返信が爆速。知り合いにLINEで聞いたかのような速さ。
  • 無料お試し利用可能。
  • この安さでDKIM第三者署名に対応

ここで改めて今回比較した4社の月額とアドレス数、配信数を比較してみます。

オートビズマイスピーブラストメールアクセスメール
月額料金(税込)
※初期設定費用除く
3,520円3,300円3,300円2,300円
登録アドレス数無制限無制限3,000件無制限
月間メルマガ配信数10,000通無制限無制限50,000通

単純に安く、なるべく多くのメールを配信したいという場合はアクセスメールが視野に入ってきます。

月額で1,000円以上の差ってかなり大きいですよね。

そしてアクセスメールはメルマガ購読解除フォームで解除理由を集めることができます。

価格帯ゆえなのか、他社はメールアドレス入力のみとなっており、ありそうで無い機能だったようです。

そしてアクセスメールをお試し利用してみて一番の衝撃だったのが、メールサポートの爆速回答です。

アクセスメールはサポート時間内だと原則3時間以内で回答と謳っています。いくらなんでも速すぎません?笑

2回お問い合わせしてみたのですが結果は以下の通りでした。

1回目(平日昼12時頃)→21分後に回答あり

2回目(日曜昼12時頃)→2時間後に回答あり

いや、チャットサポートか!?ってくらいの爆速回答、しかも日曜日も回答があるとは何事でしょうか…w

反面、アクセスメールには電話サポートがありません。メールサポートにリソースを最大限割いてるということだと思います。

そしてなりすまし対策のDKIM署名。第三者署名ではありますが、ブラストメールでは6,600円プランから対応していることを考えるとコスパ良いですね。

スポンサーリンク

アクセスメールでメルマガ配信するデメリット

アクセスメールのデメリット
  • 開封率測定が出来ない。
  • CSVファイルでの送信先一括登録は事前申請が必要。
  • URLクリック率の測定が有料。
  • 1マガジンあたり、画像が30件しかアップロードできない。

月額料金が抑えられている分、いくつかの機能は制限されています。

まず他社では普通に行える開封率の測定がアクセスメールでは出来ません

そもそもなぜ開封率の測定が行えるかというと、メールに測定用のスクリプトを載せたごく小さな画像を埋め込んでいるためです。開封時に情報が送られることで開封率の測定が出来ています。

ただ、悪意を持った送信者はこれと同じやり方で情報を取得しようとします。そのため、このようなスクリプトを持たせたメールはスパム判定されやすい側面があります。

そういった経緯があり、アクセスメールでは開封率の測定機能を取りやめたということでした。

続いて、送信先一括登録ですが、リストの収集方法に問題がないか、事前申請内容に対して審査が入ります。

適切に収集されたものでない場合、迷惑メールボックスに直行してしまう確率がぐっと高まります。サーバーが「汚れてしまう」ことになりかねないため、慎重になっているようです。

ただ、以上のデメリットに関しては健全なメールサーバー運営のために制限している側面があります。

アクセスメールのサポートの方は「なぜ制限しているか」を丁寧に説明してくださり、「しっかりした運営会社だな」と感じました。

以降は純粋なデメリットとしての制限です。

他社ではサービス内に含まれているURLクリック率の測定がオプションです。1URLにつき50円で、計測期間は7日間となっています。また、計測結果の保持が2ヶ月となっています。

続いて、アクセスメールでは画像アップロードに対応しているものの、メールマガジン1種類に対して登録できる画像が30のみとなっています。

さらに、1画像100KB未満の制限付きです。

おしゃれなHTMLメールを作るのは厳しそうです。

1つのマガジンを長く運営しているとあっという間に上限に達してしまいそうですね。細かく削除しつつ対応していくしかなさそうです。

改めて書いてみて思いましたが、アクセスメールは他社と比較して月額1,000円以上も安い割には意外とデメリットが少ないですね。

おしゃれなメールとかは全く予定していないし、分析とかもそこまで考えてない。出来るだけ安く多く送りたい。という人にとってはなかなか魅力的な選択肢になりそうです。

アクセスメールには無料お試しがありますので、気になる方はぜひ登録してみてください。

こちらも自動登録されることはありませんのでご安心を。

メルマガ送るならアクセスメール

使ってみて、どこに何があるかがわかりやすく、結構扱いやすかったです。

最後にまとめ

ここまでお付き合いいただきありがとうござました。(ここだけ読む方もいらっしゃるかな?)

最後に改めてそれぞれの特徴を一言でまとめつつ、各社のリンクを貼っておきます。

これからリストを集めていく、これからメルマガ配信やステップメールを初めてみたい方はオートビズを選んでおけば失敗はありません。

メルマガ始めるなら【オートビズ】

あらゆる点で多機能!より高機能なスタンドを求めて乗り換えをご検討中なら、マイスピーならきっと満足できると思います。

MyASP(マイスピー)- ネットビジネスのためのオールインワン配信スタンド

店舗やECサイト向けのメルマガ配信サービスをお探しなら、圧倒的高機能なメールエディタが付いたブラストメールがおすすめです。

自動更新無しの無料お試しもあります。

契約数9年連続No.1のメール配信サービス「ブラストメール」

無料配信スタンドからステップアップをご検討中の方や、なりすまし対策はきっちり押さえつつ費用はなるべく抑えたい方にはアクセスメールが良いでしょう。

メルマガ送るならアクセスメール

いい記事!でしたら他の方へシェアしてくださると猛烈に喜びます

この記事がなにかの参考になった!と思っていただけましたらこの上ない喜びです!

不明点やご質問、ご指摘等ございましたら、記事へのコメント・問い合わせフォーム・ツイッターなどでお気軽にご連絡くださいませ。

また、他にもこの情報を求めていそうな方をご存知でしたら、ぜひこの記事のURLをSNSやLINE、ブログ等でシェアして下さると嬉しいです。

これからも役に立つ記事を沢山書いていこうと思います!ありがとうございました!

スポンサーリンク
この記事を書いた人
れんじゃく

ゲームが生きがい。ストーリーをよく考察してます。仕事とゲーム以外の時間は限りなくゼロにしたい!一人暮らし向きの早うまメシを探し求める毎日。

れんじゃくをフォローする
れんじゃくをフォローする
れんじゃくログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました