空港でweb会議したら、雑音ばかり拾っていると言われた
普段は自宅やオフィスでweb会議してるのですが、色々あって空港でweb会議する機会がありました。
騒がしいところでweb会議するの初めてだから大丈夫かな?と思っていたのですが、やはり大丈夫ではありませんでした…。事前のテストは大事だね。
会議終了後、その場でボイスレコーダーを起動して自分の声を聞いてみたのですが、イヤホンが周囲の音しか拾っておらず、自分の声はかなり遠くに聞こえました。家からweb会議してたときは声が遠いとか言われたことなかったのに..
今回購入にあたってかなり調査しまくりました。せっかくなので、ご自身の希望する状況によりあったイヤホンを見つけるためのポイントを共有します。
騒がしい環境の中でweb会議に向いているイヤホンは?
今回の購入にあたって色々と確認したポイントをまとめました。
イヤホンのマイクの場合、指向性はあまり意味がない
「指向性」とは、マイクが音を拾う範囲のことです。
一方向からしか音を拾わない単一指向性や、マイク部分360度全体から音を拾う無指向性などがあります。周囲の雑音を拾わないようにするには単一指向性のマイクを選べば良い…というのが通説です。
で、肝心のイヤホンマイクの指向性はといえば…記載されている製品がほとんどありませんでした。イヤホンの場合マイクの形状が穴なので、どこから音を拾うか、という概念がそもそも無いから・・・・だと思われます。(筆者の推測ですが。)
最大のポイントはマイクと口の位置関係
騒音の中でしっかり自分の声をマイクに拾ってもらう上でもっとも重要なのは、マイクの位置です。声が出るところにマイクが近いほど良いと言えます。
あまり近すぎると吐息もボフボフ拾っちゃうんだけど、周囲の騒音に負けないためにはある程度息を拾っても仕方ないかなと思います。
周囲の雑音が特に多い空港などの場合、私たちができることは出来るだけ口元に近い位置にマイクを持っていくことだと思います。
有線イヤホンやネックバンド型イヤホンなどのような、コードの途中にマイクがついている部分があるタイプや、ヘッドセットであれば、マイク部分を手で持って口に近づけられるものが多いと思います。
買おうとしている製品のマイクの位置が気になるなーと言う場合『製品の型番 説明書』といった感じで検索して取扱説明書を見ていただければ大体わかると思います。
音声入力時のノイズキャンセル機能があるイヤホンがベター(ただし少ない)
Airpodsなどの完全独立イヤホンの場合、マイク部分が口元から遠く離れてしまいます。そのため、通話品質を補うために補正機能が働くものもあるようです。
各社製品ごとに様々な名称で機能搭載されているようです。ただ、ノイズキャンセルというと音声出力で搭載されていることが多く、音声入力でも搭載されている例は調べている中ではあまり多くない印象でした。
ランニング特化ワイヤレスイヤホンは避けたほうがいい。
今回空港で失敗したときに使っていた筆者のイヤホンは、「ランニング時もずり落ちにくい」を謳っている製品だったのですが、これには「アンビエントサウンドモード」という機能が搭載されていました。
アンビエントサウンドモードとは、音楽を流しながらも周囲の音も取り込む機能です。ランニング時の周囲の状況把握に役立つ機能なのですが、言わずもがなこの周囲の音を取り込むのにもマイクを使っているわけです。
で、どうやら筆者のワイヤレスイヤホンはアンビエントサウンドモードで使われているマイクと、通話するときのマイクが同じものだったようです。
周囲の雑音をよく拾うのはまあその通りというか、仕様通りだったわけですね。
音声入力時のノイズキャンセル機能もあればまた違ったのかもしれないのですが…
そういうわけで、ランニング時の利用に特化したようなイヤホンをweb会議用にも使いたい場合は事前に騒音の中でも声が届くかテストしたほうがよさそうです。
(閑話休題)音質の良いイヤホンマイクとは
web会議で大人数に配信する場合や録画して動画を投稿する場合、マイクの音質にこだわりたいこともあると思います。
結論ですが、マイク音質にもこだわるなら有線イヤホンを使っておけば基本間違いないです。なおweb会議ですと回線品質も音質に影響します。
現在ワイヤレスイヤホンはbluetoothでの接続が多いと思いますが、bluetoothの音声入力時の音質はまだまだ発展途上のようです。
wifiやbluetoothなどの無線技術をより高速・高品質にしたい場合、送信側と受信側双方での技術的な確認が必要なのです。
例えば、最新の無線イヤホンを買ったとして、スマートフォンやPCが最新の規格に対応していなければ最新機種の本来の音質を楽しむことができないわけです。
店員も使っているスマートフォンを確認まではしませんから、量販店でおすすめされている最新機種を買ったとしてもパフォーマンスを引き出せないこともしばしば。
そういう意味で、ワイヤレスイヤホンの音声入出力の品質を狙って上げようとするのは結構上級者向けだったりします。ただ最新機種を買えばいいというものでもないので。私も正直わからない。
というわけで、音声入力品質にこだわるならよほどの事情がない限り有線イヤホンなどにしとけばOKです。
ノイズキャンセル機能を付けられるソフトがあります(PCのみ)
前述のとおり、マイク側のノイズキャンセル機能の有無ははっきり書かれていないので商品選びの軸とするのは難しいと思います。
今回調査していく中で、web会議用のノイズキャンセルソフトの存在を知りました。
今回ご紹介するKrispはPC限定です。現状スマートフォンやタブレットでは該当の機能が見つけられませんでした。(2022年12月現在)
これ、実際に空港でweb会議した際に使ったのですが騒音が全く聞こえないと好評でした。その後、通話相手も導入してました。笑
会員登録後Krispをインストールして、あとはスイッチONOFFでノイズキャンセリング機能を自由に切り替えできます。
なんとノイズキャンセリング機能は週に60分までなら無料で利用できます。
スイッチOFFにしている間はカウントされないので、ここぞという場面でONにするようにしておけば、無料の範囲内でもかなり活用できます。
案内とかたまに英語ですが、比較的直観的に利用することが可能ですよ。
会員登録ページはこちらからどうぞ。
結局今回購入したイヤホンはこれ
そんなこんなでいろいろ検討した結果購入したイヤホンは↓です。
どうせなら聞く方も少しこだわってみるか!と思いまして、評価の高かったやつにしてみました。
コード半ばにマイクがあるタイプの有線イヤホンです。有線なのでこちらの声の音質も申し分なく、空港でも問題なく相手に声が届きました。(一応マイクは手にもって口に少し近づけて話しました。)
有線イヤホンマイク & 口元に近づける & Krisp使用でかなり盤石の体制で臨みました。
空港アナウンスはガンガン流れてましたが、Krisp無しだと遠くに聞こえるなーくらい、Krispありだと静かな部屋にいるのと同じくらいな通話だったようです。
web会議での通話品質に限って言えば、もう少し安いマイク付き有線イヤホンでも結果は同じだったと思います。ご自身の予算との相談でご検討くださいませ。
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