
率直にいい買い物でした。原画集というゲームの新しい楽しみ方を覚えてしまった…。
この記事は公式原画集についての感想記事です。ゲーム本編についてのネタバレ無しの感想記事はこちらです。
購入の経緯と読後の感想
先日大逆転裁判2をプレイして、あまりの最高っぷりに思わず公式原画集をポチってしまいました。
熱い思いをストーリー振り返りとともにしたためた超長編記事はこちら(既プレイ&プレイ後時間が経過している人向け)
公式原画集は事前の口コミ調査でも評価が高かったため、迷うこともなく流れるように購入ボタンへ。
それから読み終えるまでだいぶ時間がかかってしまったのですが、ようやく読み終わったので記事を書いています。
ボリューム自体は噛み締めながら読んで2-3時間あれば読み終える程度でしょうか。
「大逆転裁判最高だったなー!ああ、こんな裏設定もあるのか!」
…という気持ちになるのは購入前から想像していましたしもちろんその通りでしたが、
本書の監修者、アートディレクターの塗 和也さんのファンになってしまうとは思いも寄りませんでした。これ読んでファンにならない人いるのかな。いや多分いない。
本書の個人的ハイライト
各ビジュアルのひとつひとつに塗さんが丁寧に解説を付けてくださっていまして、特に原画集の表紙は何度でも見返したいし、何度でも解説を読み返したい!
表紙は買わなくても見られるビジュアルですけど、解説があって初めてその真価がわかります。

原画集を購入したのは初めてなのですが、完成までの経緯やこだわったポイントなどが分かると、こんなにも面白いのか!と目からウロコでした。
あと、ゲーム本編には出てこない各キャラ達の描き下ろし姿が見られるのも非常に見応えがありました。
特にキャラの昔の姿の描き下ろしが見られて大満足でした。若かりし日のホームズと相棒とか。バロック少年とクリムト青年とか。
原画集の存在が大逆転裁判を「記憶に残る作品」に押し上げた
世の中は数多くのエンタメで溢れ、楽しみたいものをすべて楽しむには人生はあまりに短すぎる…
そんな時代に生きていて、思うようにゲームに時間を使えていない日々を送っていますが「大逆転裁判」は間違いなく私の人生の中で「勝ち上がった」作品になりました。
私は考察グセがあるので、ゲームをプレイしていると言外の含みをあれこれ考えてしまいますが、
原画集での塗さんの解説では、詳しく丁寧に書かれながらもプレイヤーの感性におまかせするような解説も多々あり、個人的にそれが嬉しかったです。
自由に見て感じてもらっていいんだよと言われている気がして。
この原画集があったからこそ、大逆転裁判についてゲームプレイとはまた違った視点で思いを馳せることができ、ますます忘れられない作品になりました。

このゲーム、モーションにも並々ならぬこだわりがあるのをプレイ中からひしひしと感じていました。ハード上の制限と戦いながらの開発だったことが原画集でも語られていましたが、ぜひ動画でそのあたりのこだわりも見てみたかったなあ…。
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